つなぎ源泉公園(つなぎ地域)のご紹介

目次

つなぎ地域の名所・史跡など

御所ダム

御所ダム

1981(昭和56)年完成。ダムの高さ52.5m、ダムの長さ327.0m。洪水調節や発電はもとより、生活用水や農業用水にも活用されています。

御所湖

御所湖と岩手山

御所ダムの完成によって誕生したダム湖。周辺に観光資源が多く、たくさんの方にお越しいただいております。国土交通省のダム湖利用実態調査において、年間湖面利用者日本一を何度も獲得してきました。

近年は神奈川県の宮ヶ瀬ダムに首位の座を奪われてしまいましたが、それでも2位をキープしております

シオン像

岩手県一戸町出身、戦後日本を代表する著名な彫刻家・舟越保武(ふなこしやすたけ)作。御所ダムの完成を記念し建立されました。

シオンは、ここ盛岡市西郊の御所湖畔に立つ清楚な女性像です。シオンは秋毎に淡紫色の花を咲かせる紫苑菊から名づけられました。シオンは郷土出身の彫刻家舟越保武氏の手によるブロンズ像です。シオンは御所湖畔にシオンを建てる会、つなぎ地区周辺整備協議会、その他多くの人々の協力により昭和55年10月6日に除幕式を迎えました。シオンは600ヘクタールの水没と520世帯の移転という地域社会の変動を超えて新しい歩みを始めている、つなぎ地域のシンボルです。

像の前のプレートに記載されている建立の由来
たつこ像
田沢湖畔のたつこ像も同氏の作品です

藤倉神社

藤倉神社

室町時代の応永元年創建。長年地元の人たちに信仰され、親しまれてきました。毎年9月3日に開催される藤倉神社祭礼では神楽の披露や子供相撲が行われています。

藤倉清水

神社の鳥居のそばでは水が湧き出ており、古くから地元の生活用水として利用されてきました。神社の案内板によると、今からおよそ600年以上前から湧き出ていたようです。地元に長らく愛されてきた藤倉清水は、今も多くの方が水汲みに訪れていらっしゃいます(無料)

藤倉清水

つなぎ温泉神社

繋温泉神社

約300年前の創建。薬師神社ともいわれ、難病治療・安産・商売繁盛の神様として地域の人々に親しまれてきました。毎年9月8日に温泉神社祭礼が開催され、神楽の披露などが行われています

温泉神社 お浄めの湯

繋温泉神社の入り口にも小さいながら手湯がございます。案内板の裏に隠れてしまっておりますが。。

温泉神社お浄めの湯

つなぎ石

つなぎ石

およそ1000年前、前九年の役の折、源義家が安倍貞任を攻めた時、陣を置いた湯の舘にお湯が湧いているのをみつけ、そばの穴のあいた石に馬を繋いだ石が繋石と呼ばれ、つなぎ温泉の名前の由来になっております。

猫石

猫石

前九年の役の折、源義家は激しい戦いの中、安倍貞任に追い込まれ、食料に困り果て、山の獣を捕って食べ、骨は山すそに捨てました。捨てられた骨は猫の形の石に変化し、義家の殺生を戒めたという言い伝えがあります。

猫石の案内板
猫石の案内板

盛岡市のつなぎ温泉は湯ノ舘山の山裾の湯の沢に開かれ、温泉の玄関口に猫石と呼ばれる石があります。昔は、巨大な猫の形をした大石が両側に立っていたことから、まねき猫とも呼ばれています。前九年の役のおり安倍貞任と八幡太郎義家の戦いは激戦をきわめ、八幡太郎義家は追われるように湯ノ舘山に兵をひきました。食糧にこまりはてた義家は、木の実、山のけものを集めて食物として食べ、骨を山裾になげました。

投げすてられた骨は、一夜にして猫の形をした石になって義家の殺生をいましめました。里人は猫の形をした大石を猫の霊、猫石と読んで赤飯をあげてお祭りする人が多かったといいます。温泉街の玄関口の両側にあった事からお客を招くまねき猫とも呼ばれた大石は壊され、今は、道路の東側だけにその一部が残されています。昔は、今の5倍もあったといわれています。西側の猫石はなく昔話だけとなっています。

猫石の案内板より

手湯・足湯

やまいち手湯

平成19年5月に完成。どなたでも気軽に利用できる手湯(てゆ)です。通りがかった際にほっこりしていきませんか^^

こちらでは飲用の許可を受けておりませんので、飲まないで下さい

やまいち手湯
ねこいし足湯

足湯もあります!こちらは平成21年7月に完成し、観光客や地元の住民の憩いの場となっています。源泉かけ流しのため、足湯の温度は日によって変わります

食事、喫煙は不可。飲み物の持ち込みはOK。ペットの入浴不可

ねこいし足湯

24時間営業ではございません。また都合により事前の予告なしに営業を休止する場合もございます。ご注意ください(定休日は月・木曜日)

おちあい足湯

ねこいし足湯から少し南側に設置された足湯になります。こちらも観光客や地元の住民の憩いの場となっています。源泉かけ流しのため、足湯の温度は日によって変わります

食事、喫煙は不可。飲み物の持ち込みはOK。ペットの入浴不可

おちあい足湯

24時間営業ではございません。また都合により事前の予告なしに営業を休止する場合もございます。ご注意ください(定休日は月・木曜日)

大観の湯

ホテル大観さんの玄関前にある「大観の湯」。ここは「飲む温泉」(飲泉)が可能となっております。備え付けの「飲用方法及びご注意」をよく読み、用法・用量を守って正しくご使用下さい。手湯としてもご利用可能です。適応症は耐糖能異常(糖尿病) 高コレステロール血症とのこと

大観の湯 飲泉・手湯
飲用方法及びご注意
  • 温泉飲用の1回の量は100ml~150mlで、1日の総量は350mlまでとしてください
  • 15歳以下の方の飲泉は原則として避けてください
  • 飲泉は食事の30分程度前に行ってください
  • 飲泉には備え付けの紙コップをご使用ください
  • 飲泉場から飲用目的で温泉水をお持ち帰りにならないでください
  • 飲み残しのお湯は手湯に流さないでください

萪内遺跡

萪内遺跡のトーテムポール
萪内遺跡のトーテムポール

御所ダム建設により水没する前に、このあたりで昭和51年と52〜55年にかけて、2度の発掘調査が行われました。その結果、縄文時代後期〜晩期(4000年から2300年前頃)の遺跡であることが判明しました。水没した遺跡のすぐ近くの湖岸にトーテムポールのレプリカがあり、この地に遺跡があったことを語り継いでいます。

萪内遺跡の発掘は、御所ダム建設による水没に先だつ昭和51年から55年にかけて実施されました。雫石河岸の萪内遺跡は、今からおよそ4000年から2000年前の縄文時代後・晩期のものと推定され、人々はたて穴住居をつくり狩猟や漁労によって生活していました。

遺跡からは、土器のほか、漆塗りのくしや皿・丸木弓・トーテムポールなどの木製品が多く出土しています。

トーテムポールは、集落や家の祖神を象徴し、集落・年のよみがえりを願う祭をうける神と考えられています。発見されたトーテムポールは、長さ65cm直径10cmのクリの木の丸材で、長さ13cmの顔面には首から口・鼻・目・頭をけずりだしで表現されています。萪内橋の両岸にあるものは、出土したトーテムポールを鋳造で複製拡大したものです。

トーテムポール前に設置されている岩手県の案内文より

七ツ森森林公園(雫石町)

繋多目的運動場から見た七ツ森
繋多目的運動場から見た七ツ森

御所湖の北側、国道46号沿いにある森林公園。ここに7つの森があるので「七ツ森」。平成17年3月に国の名勝指定を受けたこの場所は、宮澤賢治の文学作品に多数登場しており、まさに「イーハトーブの風景地」です。

公園全域に遊歩道が整備されているほか、キャンプ場や野鳥観察小屋なども設置されています。七ツ森の一つ・生森山頂には展望台があり、雫石盆地、岩手山、秋田駒ヶ岳を一望できておすすめスポットです。

七ツ森とは
  • 見立森(みてのもり)
  • 三角森(みかどもり)
  • 勘十郎森(かんじゅうろうもり) 
  • 稗糠森(ひえぬかもり)
  • 鉢森(はちもり)
  • 石倉森(いしくらもり)
  • 生森(おおもり)

その他の施設

さくら園
さくら園の曲り家

御所湖の北東部にある公園。その名の通り、桜の木が名物となっています。園内の南部曲り家は日中入場可能です(冬季は閉鎖されます)

岩手県立御所湖広域公園

御所湖周辺に建設された公園や施設です。詳しくは下記記事もご参照下さい

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