皆さんこんにちは!
今回は、静岡県静岡市にある特産品のお店「駿府楽市(すんぷらくいち)」さんの概要についてまとめました (*> ᴗ •*)ゞ
早速行ってみましょう!
駿府楽市とは?一言で説明
「駿府楽市」さんを一言で言えば「地元特産品のお店」です!
場所はJR静岡駅の商業施設「ASTY静岡」の西館、サウスストリート沿いにあります!
「地場産業の振興及び地域経済の活性化」のために、伝統工芸品や地場産品の展⽰・販売・情報発信等をしています!
地域に根ざした事業運営を通じて、地域の魅力を引き出し、地元住民と観光客をつなげる役割を果たしておられるのが「駿府楽市」さんなのです
株式会社駿府楽市 会社データ
会社概要
駿府楽市を運営する「株式会社駿府楽市」さんの会社概要をまとめてみました
会社名 | 株式会社 駿府楽市 |
代表者 | 代表取締役社長 石井靖幸 |
所在地 | 〒420-0851 静岡県静岡市葵区黒金町47番地 |
電話番号 | TEL:054-251-1147 FAX:054-285-1093 |
営業時間 | 09:00-21:00 |
設立 | 1991(平成3年)5月24日 (開業 1991(平成3年)7月13日) |
事業内容 | 地場産品の宣伝、紹介、斡旋、展示、販売に関する業務 |
資本金 | 5000万円 |
従業員数 | 13名 |
売上高 | 166,817,000円(令和3年度実績) |
静岡市と⺠間が合同で出資・経営する第三セクターの事業者です
第三セクターの理由:行政および地場産業関連団体と協力関係を構築する必要があるため。取締役は出資団体から選任
沿革
1980(昭和55)年、国鉄静岡駅(当時)構内に建設された地場産業のPR施設「特産品展⽰センター」が淵源
その後「地元の工芸品が買える店を!」との声が市民や地場産業界からの声を受け、1991(平成3)年「ASTY静岡」開業を機に、特産品の展示販売を行う店舗「駿府楽市」が開設され、現在に至る
株式会社駿府楽市 運営店舗紹介
- 店舗名:駿府楽市
- 店舗面積:280㎡
- 営業時間:9時00分~21時00分
- 定休日:1月1日
- 地場産品
- 家具、仏壇、サンダル、プラモデル、木製雑貨、駿河竹千筋細工、駿河漆器、駿河蒔絵、駿河指物、駿河塗下駄、駿河張下駄、静岡挽物、雛具、雛人形、駿河和染、駿河凧、静岡姉様人形、井川メンパ、賤機焼等
- 食料品
- 茶、わさび、菓子、地酒、水産加工品、農産物等
- その他
- オリジナルギフト商品、民芸品、土産物
近年は静岡市の特産品にとどまらず、周辺地域の特産品も取り扱っております
駿府楽市の目的・基本理念
事業性と地場産業界を支える公益性を両立し「消費者・生産者・社員にとって魅力的な企業」であることを基本理念とします
事業内容
定款に定める事業内容
- 地場産業における関係情報の収集処理並びに販売に関する業務
- 地域産業に関する企画、立案及び販売の斡旋に関する業務
- 地場産品の販路拡大と需要開拓及び伝統産業の保存育成に関する業務
- 繊維製品、陶器、履物等の伝統工芸品並びに⺠芸品の紹介及び展⽰販売に関する業務
- 和洋小物類の紹介及び展⽰販売に関する業務
- 農林水産物並びにその加工食品の紹介及び展⽰販売に関する業務
- 菓子類の紹介及び展⽰販売に関する業務
- 地酒並びにワインの紹介及び展⽰販売に関する業務
- 日用雑貨品、玩具、娯楽用品の販売に関する業務
- 飲食店の経営に関する業務
- 観光情報サービスに関する業務
- 公共施設等の管理運営に関する受託業務
- 前各号に掲げる物品の配送、搬送に関する業務
- 前各号に付帯する一切の業務
主な事業内容を解説
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」から引用
店舗販売
静岡駅の商業施設「ASTY静岡」内に実店舗を構え、特産品、工芸品、 民芸品などを販売しています
専門性が強い工芸品関係は市場での取扱店舗が少なく一般般消費者が目にする機会があまりありません。家具など問屋をはさむ流通形態の品についても地元の一般家具店等での扱いが少なく、ほとんどが他県に流れている現状です。
こうした背景をふまえ市民への地場産品の購入機会の提供と共に静岡産品のPRにつなげています。また販売活動により消費者の動向を探り生産者へのフィードバックを行うことにより需要の模索とともに製品作りに貢献しています。
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」より
展示コーナー
地場産業、伝統工芸品などを展示・紹介・販売するコーナーを設置し、来場者へのPRを行っております
常設コーナーでは静岡の郷土工芸品や家具、仏壇、プラモデル等を各ブースに分け展示紹介しています。メインの特別展示コーナーでは普段取り扱っている製品のほか、地場産品を各業種ごとに特集した展示をはじめ、季節感を重視した企画展示など年間25~30本もの展示会を実施し、地元市民はもちろん県内外の来場者へ静岡の製品や製作実演も交えその技術の高さを広く紹介しています。
マスコミへの取材アプローチをはじめFMラジオでの宣伝活動も行い市民の方々に興味をもち、また見て楽しんで頂けるよう心掛けております。
また来店者の主な層は60歳台以降の方々です。社会の高齢化が進むなか「ふれあいと憩いの場としての役割も果たしています。
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」より
催事イベント
県内外のイベントやスポーツの大会等の催事に出店し、来静された方へのPR活動を行っております
駅店舗での待ちの販売PRに加え外に向かって出張販売することにより、より広く積極的なPR活動を行っています。各種大会イベントなどで来静された方々へのPRのほか、特に県外での販売活動では普段静岡産品に接することのない消費者へのアプローチもでき、静岡の特産品をはじめ観光面でも興味を持って頂くことが可能であり非常に有意義なものと考えています。
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」より
- サッカーW杯エコパ会場(2002)
- 浜名湖花博(2004)
- 静岡わかふじ国体(2003)
- ねんりんピック静岡(2006)
- 国民文化祭(2009)
- 静岡ホビーフェア、産業フェア、 家具メッセ、 東京・大阪等での静岡展
- グランシップ、ツインメッセ静岡でのイベント
- 行啓、行幸啓などでの臨時店舗設営
外商活動
自治体や企業を対象とした商品の紹介・斡旋等の営業活動を行っております
行政や一般企業を対象に地場産品の活用を目的に商品を紹介斡旋各種記念品をはじめお土産品として地場産品の紹介斡旋 に営業活動を行っています。「世界お茶まつり」などでは職人と協力体制のもと静岡の工芸品技術を生かした記念品の 企画作成も行い好評を得ています。また今回の 「富士山世界文化遺産登録」などでも新製品の紹介や製作者側への記念品・ 需要のフィードバックを行い連携した活動を行っています。
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」より
その他の活動
- 朝市の開催
駿府楽市店頭で農産加工品等を販売する朝市を定期的に開催。生産者への販売場所の提供とともに地産地消費を促進する活動を行っております - 「新茶まつり」の開催
4月末から5月初旬の新茶シーズンにあわせて、お茶処・静岡のお茶を日替わりで紹介・販売・PRを実施します - 市内の観光や店舗情報の提供
来店者に対し街中の飲食店等のお店の案内や観光情報の提供を行い、旅行や出張のサポートも行っております
設立目的
株式会社駿府楽市の設立目的
- 市民が安心して地場の工芸品を買える店
- 駅という地理的条件を生かした積極的な販売活動
- 「見ていただき買っていただき使っていただく」=需要の模索
- 市場性のある物づくりにむけたアンテナショップ的役割
- 物づくり・地域振興の拠点
- 伝統工芸品の体験を通じ、地場産業の振興と後継者の育成を目指す
株式会社駿府楽市設立の経緯
歴史と伝統に育まれた街 静岡には、その証として全国でも稀なほど数多くの伝統工芸技術が今なお引き継がれています。静岡県が指定する 「静岡県郷土工芸品」18品目の内、9品目が静岡市の産業により占められています。
これら静岡市の伝統工芸産業は、時代の変化に伴い家具、仏壇、サンダル、プラスチックモデル等、新たな産業をも生み出し、現在では他に例をみないほど多業種による地場産業都市を形成しています。
こうした状況のもと、静岡市は昭和55年にJR静岡駅構内に設置した地場産業のPR施設「静岡市特産品展示コーナー」を展示運営していたが、関係する業界と市民から「地場の工芸品を買える店を!」という強い要望を受け、「アスティ静岡」がオープンする機に合わせ、県都静岡の玄関口にふさわしい展示及び販売機能を併せ持つ施設としてオープンさせたのが「駿府楽市」の始まりです (平成3年7月)。
この施設の運営にあたり、収益事業を行うことから、収益事業を前面に出した事業展開ができ、運営においても柔軟な対応ができ、かつ公益性がある第三セクター方式の運営を検討。静岡市が中心となり地元企業を交えた第三セクターの会社が、(株)駿府楽市であります。
この会社の設立には、設立当時の静岡市の市民に対する思いと、静岡鉄道(株)を始めとし、静岡商工会議所や静岡特産工業協会ら地元企業の協力が大きな力になっていました。
「株式会社駿府楽市 平成25年度行財政改革推進審議会 事前勉強会資料」より