皆さんこんにちは!
今日は、途中下車を活用して静岡・沼津・三島各駅ににアクセスする方法を探ります。国内旅行業務取扱管理者資格保持者ならではの視点で情報をお届けしますよ!是非最後までお付き合いください(^∀^)ノ
早速行ってみましょう(*> ᴗ •*)ゞ
- 2024年5月23日時点の情報となります
- 本記事の営業キロは運賃検索サイトを使って算出しております。厳密な営業キロの計算に関しては、念のため、各事業者様公式の情報をご確認下さい
- また、以下の内容は変更となる場合もございます。最新の情報につきましても、事業者様発行の情報媒体をご確認下さい
- 本情報のご利用に基づくいかなる損害に対しても責任は負いかねます
「途中下車」とは
そもそも途中下車とはどういう制度なのか。JRさんでは以下のように定義しています。
旅行途中(乗車券の区間内)の駅でいったん改札口の外に出ることをいいます。次の例外を除き、乗車券は、後戻りしない限り何回でも途中下車することができます。
JR東海ホームページ
交通系ICカードの利用が全国各地で浸透しつつある中で、今も制度として残っているのです
途中下車利用の条件
JRの場合、以下の事例に一つでも該当する場合は途中下車できません
- 片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券
- 営業キロがピッタリ100.0kmの場合は適用外、100.1kmからの適用
- 大都市近郊区間内のみをご利用の場合の普通乗車券
- 回数券
- 一部のトクトクきっぷ
- 特急券、急行券、グリーン券、寝台券、指定席券、乗車整理券、ライナー券
ちなみに、静岡県で大都市近郊区間内のは熱海、来宮、伊豆多賀、網代、宇佐美、伊東駅の6駅(東京近郊区間、2024年5月時点)
たとえ営業キロをクリアしても、上記範囲内のみを利用場合、途中下車はぶっぶー、ですが、片側がエリア外であれば区間内でも途中下車OKとなります
今回は、静岡駅・沼津駅・三島駅を発着点として、営業キロ100km境界駅を調べてみました
旅のご参考になれば幸いです
静岡・沼津・三島駅発着営業キロ100km境界駅
*横浜線・相模線については橋本駅以北の横浜線の駅を含む(三島駅の章を参照)
静岡駅
静岡駅発着の設定で、在来線の営業キロ100キロの境界駅を調べてみました
- 東海道線(西側)新所原駅 102.2km
- 東海道線(東側)国府津駅 102.5km
- 御殿場線 東山北駅 101.1km(*沼津駅経由。後述)
- 身延線 鰍沢口駅(かじかざわぐち)100.8km
- 奥羽本線 醍醐駅 101.4km
東海道線と身延線は上記の駅以遠の片道普通乗車券であれば途中下車が可能です
御殿場線東山北駅は沼津駅経由でも100kmを越えます
沼津駅
沼津駅発着の設定で、在来線の営業キロ100キロの境界駅を調べてみました
- 東海道線(西側)掛川駅 103.1km
- 京浜東北線 新子安駅 101.4km
- 横浜線 大口駅 101.4km
- 横須賀線 久里浜駅 103.6km
- 身延線 国母(こくぼ)駅 101.2km
- 根岸線 関内駅 100.4km(横浜駅経由の場合)
- 相模線 橋本駅 100.9km
- 条件あり 横浜駅(根岸線経由の乗車券で営業キロ101.8km)
上記の画像で黄色の駅以遠の片道普通乗車券を持っていれば途中下車が可能です
横浜線大口駅は横浜から東海道線利用を想定して計算しました
根岸線関内駅は横浜駅を経由して東海道本線を利用すると営業キロが100kmを超えます(横浜を経由せずに大船から東海道線に乗り換えた場合は98.8km)
横浜駅は根岸線経由、大船から東海道線乗り換えで営業キロが100kmを超えます
三島駅
三島駅発着の設定で、在来線の営業キロ100キロの境界駅を調べてみました
- 東海道線(西側)菊川駅 101.5km
- 東海道線(東側)川崎駅 102.5km
- 横浜線 鴨居駅 104.6km
- 身延線 東花輪駅 101.8km
- 根岸線 磯子駅 101.4km(横浜駅経由の場合)
上記の画像で黄色の駅以遠の片道普通乗車券を持っていれば途中下車が可能です
磯子駅は横浜駅を経由し、東海道線乗り換えで営業キロが100kmを超えます(大船で東海道線乗り換えだと86.8km)
横浜線鴨居駅は横浜から東海道線利用を想定して計算しました
横浜線八王子みなみ野駅は相模線経由で100kmを越えます(八王子みなみ野〜橋本〜(相模線)〜茅ヶ崎〜(東海道線)〜三島)
- 横浜線 大口駅(大口〜東神奈川〜(根岸線)〜大船〜三島、100.3km)
- 京浜東北線 新子安駅(100.3km)
長距離きっぷだと、有効期限が延びる
もう一点JRのきっぷのルールで注目すべきは有効期限
- 営業キロが100キロまでの場合
- 大都市近郊区間内のみ利用の場合
ですが、101キロ以上の乗車券の有効期間は距離に応じて延びます(大都市近郊区間内のみ利用の場合を除く)
- 200キロまで 2日
- 400キロまで 3日
- 600キロまで 4日
- 800キロまで 5日
- 1,000キロまで 6日
- 1,001キロ以上は200キロごとに1日を加えます。
つまり、「営業キロ÷200km+1日=有効期間(小数点以下切り上げ)」という計算式が成り立ちます
ちなみに、往復乗車券の有効期間は片道乗車券の2倍です
(例外:博多〜新下関間にかかわる往復乗車券の有効期間は「ゆき」「かえり」それぞれの合計)
列車乗車中に有効期間を経過した場合は、途中下車をしない限り券面に表示された最終駅まで使用できます
活用次第で、お得に旅が楽しめる
今後この制度がいつまで続くかわかりませんが、活用次第でお得かつユニークに旅をすることができる途中下車制度。
新幹線や高級旅客列車、高速バスなどとはまた違った魅力をもつ途中下車の旅を
是非、静岡でお楽しみ下さい!!!