【盛岡市地域おこし協力隊が】岩手県北エリアの企業を【訪ねてきました】

【盛岡市地域おこし協力隊が】岩手県北エリアの企業を【訪ねてきました】
きのぷー

こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです(*> ᴗ •*)ゞ

今日は、岩手県北エリアの一戸町二戸市の企業を訪問してきましたーレポート・ダイジェスト版をお届けします!是非最後までお付き合い下さい(^∀^)ノ

早速行ってみましょう!

目次

長山工芸さん(一戸町)

長山工芸さんの工房外観
同社は建具の製造から出発されました

最初に訪問したのは一戸町の北にある長山工芸さん。同社の作業所にて代表の長山三蔵さんと長山祐司さんにお出迎えいただきました

40年前、建具の製造に携わる傍ら、新商品の開発に取り組まれた頃の話を伺いました。「南部細目組紋様細工」と呼ばれるデザインは長山さんが独自に考案したものとのこと。売り込みの結果、大手百貨店担当者の目に留まり、全国各地の百貨店を拠点に販路開拓に成功されました

南部美人(二戸市)

南部美人さん外観写真

続いては二戸市にある蔵元・南部美人さんを訪ねました。言わずと知れた岩手県北の酒造メーカーで、海外からも高い評価を得ています。

この日社長様はご不在のため、工場長の方と面会。海外展開黎明期の出来事や、地元の地域おこしに同社が貢献したことについてお話を伺うとともに、地域おこし活動に関して、種々アドヴァイスを頂戴しました

海外展開の第一歩

今でこそ、アメリカを中心に海外30近い事業者様との取引されるまでになりましたが、その第一歩は社長ご自身が瓶詰めを持参して渡航し、現地のレストランに飛び込みで営業し続けてきたからこそ。

日本酒のにの字すら知らない現地の方への売り込みが困難であったことは想像に難くありません。日本酒のことだけでなく、飲み方や食べ合わせも教えながら、一軒一軒販路を開拓していかれたのでした。

トップ自らが李広将軍の「一念岩をも徹す」「至誠なれば則ち金石、為に開く」の実践、すごいです。

徹して地域を大切に

工場長曰く「うちの会社は地域おこしに貢献している自負がある」「地域で自慢できるものはいっぱいあるよ」

南部美人さんは地域の人、地元のもの(水や食材等)を徹して大事にしてこられましたし、これからもそうしていきたいと明快に仰られました。例:社員さんの8割が二戸出身の人(岩手県人含めても9割)

私の活動へのアドヴァイス等

強い人、力のある人についていく。情報発信力の大きい人に教わり、指導を受けていく

「▲▲市町村で有名なものと言えば○○」→その地域で最もメジャーなものを知り、つながりを持っていくことが大事。役所に聞いてみればいい

プラム工芸(二戸市)

プラム工芸館外観写真

続いては二戸市の北にあるプラム工芸さんを訪ね、込山裕司社長と面会しました。

同社では岩手県産の斧折樺(オノオレカンバ)という堅く重い木材を使用して五角箸・木製スプーン・靴べら・肩たたき・まごの手など生活用品を製作されておられます

社長様からは、昨今の同社の事業展開や今後の見通しについてお話を伺いました。また、経営哲学やものづくりのこだわり、地方の外商先で若い職人さんを一緒に仕事をする中で感じたことも語って下さいました

滴生舎(二戸市浄法寺町)

滴生舎外観写真

最後は浄法寺漆の産地・二戸市西部の浄法寺町にある、浄法寺うるし専門の漆器製作工房、滴生舎(てきせいしゃ)さんを訪ね、スタッフの方と面会しました。

ここは浄法寺塗の工房と店舗を兼ねています。スタッフの方より、漆の採取からに浄法寺塗りの基本的なところを一から丁寧に教わってきました。また、店舗の窓越しからではありましたが、製作現場も見学させていただきました

ウルシノキ 展示説明用サンプル

今回の企業訪問振り返り・気づき

きのぷー

今回訪問した企業の皆さんが共通して仰っておられたことがあります

きのぷーが考える皆さんの共通点
  • 自らの商品・仕事・地元愛に並々ならぬプライドを持ち、それが行動の原動力になっている
  • 商売をしている以上、いいものを作るだけではだめで、売れないと意味がない
  • 他所と同じものを作っていても商売にならない。「つくる」と「売る」は違う
  • 地方・国外問わず、自らが商品を持って、飛び込みで営業し、販路を開拓した
  • 「いい出会いに恵まれた」と常に感謝の気持ちをもって商売しておられる

盛岡市地域おこし協力隊に着任してより、これまで多くの企業を訪問して現場の最前線を見て参りましたが、売り上げが上がっていて元気な企業にも共通しているなと感じました。

大変な思いをされながらも、基本に徹し「世のため・人のため・地域のため」に商売を続けておられる皆さまに敬意を表しつつ。

今回訪問しなかった企業さんの中にも、地域社会発展のために高い志を持って地場企業が多いと伺っています。そうした熱い思いを持った人材を糾合していけば、盛岡はまだまだ発展していけるのではないかと思った一日でした

※個人の感想です

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