皆さんこんぬづわー!
今回は、岩手県宮古市と盛岡市を結ぶ高速路線バスで、新たに2階建てバスで運行開始した「盛宮106特急」(もりみやひゃくろくとっきゅう)についてお伝えします(*> ᴗ •*)ゞ
2階建てバス車両が路線バスとして運行されるのは、岩手県どころか、東北6県で見ても非常に珍しい存在でした!
今日も現役バリバリの盛岡市民ならではの視点で情報をお届けしますよ!是非最後までお付き合い下さい(^∀^)ノ
それでは早速いってみましょう!
- 2020年7月24日の乗車記をベースに、2023年4月1日時点の情報を加筆修正しました
- 別日に撮影した写真が混在しています。加工編集した写真も一部ございます
- 以下の内容は変更となる場合がございます。最新の情報につきましては岩手県北バス様の公式ホームページをご確認下さい
- 参考情報としてご利用ください。念のため運行事業者様発行のものを照合し、ご確認をお願いいたします。して下さい。なお、本情報のご利用に基づくいかなる損害に対しても責任は負いかねます
盛岡-宮古線「盛宮106特急」について
盛岡と宮古を結ぶ都市間バスとして、2019年7月31日、新たに「盛宮106特急」が新登場!早いもので、間もなく運行開始から1年になりますねぇ
しかも、東北全体の長距離バス路線を見ても本当に珍しい(というより、定期便では唯一)最新鋭の2階建てバスがデビューしたのですから、衝撃的でした
なお、当該車両はトラック、バス、産業用エンジンメーカーとして世界的に有名な、スウェーデンのスカニア社製です
- 運行事業者:岩手県北自動車(岩手県北バス)
- 運行ルート:盛岡⇔宮古駅前経由浄土ヶ浜パークホテル
- 所要時間:約2時間20分(盛岡→浄土ヶ浜パークホテル)、約2時間35分(浄土ヶ浜パークホテル→盛岡)
- 走行距離:約98.3km(盛岡〜浄土ヶ浜パークホテル)
- 運行形態:毎日1往復
盛宮106特急(盛岡→宮古)停留所一覧
Googleマップで運行ルートを再現してみました
盛宮106特急の盛岡側の起点は106急行と同じ盛岡駅前(東口)7番のりばでした。駅前バス案内所の目の前です
到着後、係の方の検札があります。モバイルチケットで購入の場合はその場でQRコードを読み取り確認がありますので、事前に用意しましょう。今回私は2階「ワイドビューシート」の最前列へ!
盛宮106特急の途中の停車駅は3箇所だけ。1つ目は県庁・市役所前。停まります「県庁・市役所前」の次は「やまびこ産直館」に停車します(盛岡バスセンターには停まりません)
特急停車駅2箇所目はやまびこ産直館。106急行同様、こちらで5分程度のトイレ休憩を取ります。正規の特急停車駅で、乗車・降車どちらも可能です。やまびこ産直館の次は、宮古駅前に停まります
特急停車駅3箇所目は宮古駅前。ロータリー手前にある降車停留所に着きます。宮古駅前の次は終点、浄土ヶ浜パークホテル前です
ワイドビューシートから見た宮古駅前降車ホーム
終点は浄土ヶ浜パークホテル前。玄関前に着きます
浄土ヶ浜まではちょっと歩きます
車内設備・サービス
車内設備
スタンダードシート(2階・41席)
盛宮106特急は3種類のシートをご用意。「2列+2列」の4列シート、「スタンダードシート」は全席2階に配備。足もとは広々していて、かつ、2階席ですので、106急行とはまた違った風景を楽しめます。充電用コンセントは全席完備。シートの下にあります
ビジネスシート(1階・6席)
1階は全席「ビジネスシート」となります。全席と言ってもわずか6席(2+1✕2列)の限定シートになります。スタンダードシートよりも大きめで、テーブル付きです。充電用コンセントは全席完備。シートの下にあります
ワイドビューシート(2階・6席)
2階の最前列と2列めが「ワイドビューシート」となります。ビジネスシート同様、6席(2+1✕2列)の限定シート。ビジネスシートと同じ仕様で色違いと思われます
シートの下に設置されています
その他共通の設備
ビジネスシートとワイドビューシートにテーブルが設置されます。ワイドビューシートのテーブルはビジネスシートより気持ち小さめ?
天井に充電用USBポート2つと個別照明が設置されています(充電用USBポートは窓側席に設置されていますが、通路側席でも使えなくはないと思います)
車内トイレ、車いす対応(1台。1階ビジネスシートの後方に車いす専用スペースを完備)
Wi-Fiに関する情報
- SSID: .Michinori-Free-Wi-Fi
- 使用料金:無料
- 通信速度:下り4.96Mbps、上り1.35Mbps(盛岡市梁川、飛鳥口バス停付近で計測)
- 中山間地域の通行時等、通信速度の大幅低下や接続不可になることがあります
座席表
ビジネスシート6席、車いす用1席(53A席)、車内トイレを配備。階段後方はトランクルームになります
ワイドビューシート6席、スタンダードシート41席。スタンダードシートは最後列のみ5席となります
運賃(宮古〜盛岡間)、乗車ルール等
2022年8月1日価格改定当時の情報になります(改訂前→改定後。繁忙期は下記運賃に200円加算)
- スタンダードシート 大人2,000円→2,100円、小人1,000円→1,050円
- ワイドビューシート 大人2,400円→2,500円、小人1,400円→1,450円
- ビジネスシート 大人2,400円→2,500円、小人1,400円→1,450円
盛宮106特急は全席指定制
- 「ハイウェイバスドットコム」を通じてオンラインでの事前予約・購入が可能(かつ、任意の座席指定も可能)事前予約ができるのはオンライン予約のみ
- 当日、窓口での申込:乗車当日、乗車前に窓口で座席指定をお受けください。受付箇所は「盛岡駅前バス案内所」「宮古駅前バス案内所」「浄土ヶ浜パークホテル」です
- 回数券(紙タイプ)、往復乗車券や「きたいわてぐるっとパス」など、その他の乗車券を既にお持ちのお客様は、当日スタンダードシートに空席がある場合は乗車可能です。上記窓口でご確認の上、座席指定を受けてご乗車ください
- 「県庁市役所前」「やまびこ産直館」から事前予約なしでご乗車される場合は、乗務員から座席指定をお受けください
- トランクスペースの関係上、折りたたみ自転車の持ち込みは不可です。106特急・急行もしくは宅配便をご利用下さい
「盛宮106特急」の運行終了について
2023年3月14日、運行事業者の岩手県北バスさんより、同年3月31日をもって「盛岡~宮古間での2階建てバス車両の運行を終了します」との発表がありました
「盛宮106特急」の運行終了に伴い、翌日から同便が以下の通り変更になりました
- 同便を「106特急」として継続運行
- 2階建て車両ではなく、通常の高速バス車両で運行(ワイドビューシート、ビジネスシートの取扱終了)
- 全席指定解除、一部予約制に変更
- 途中の停車停留所を106特急と同じとし、ダイヤ修正(新たに中央通二丁目、盛岡バスセンター、茶畑公園、黒沢、蟇目、千徳駅前、下千徳に停車停留所を追加)
- 定期券、回数券、交通系ICカード、車内キャッシュレス決済が利用開始(106特急の運用に準ずる)
気になる2階建てバスのその後の扱いですが…一部報道によりますと、同社としては将来的に別の形で運用したいご意向のようです(2024年3月時点ではまだ未決定)今後の再会に期待したいですね!