【盛岡市地域おこし協力隊が】北秋田・大館で地域資源をめぐる旅【行ってきました】

【盛岡市地域おこし協力隊が】北秋田・大館で地域資源をめぐる旅【行ってきました】
きのぷー

こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです(*> ᴗ •*)ゞ

今日は、秋田県北の町、北秋田市と大館市に行っててきましたーレポートをお届けします!両市ともこの町ならではのユニークな地域資源があることに注目しました。是非最後までお付き合い下さい(^∀^)ノ

早速行ってみましょう!

目次

概要だよっ

きのぷー

今回は日帰り出張なので盛岡から車で秋田へ

今回の訪問地
  • 北秋田市:大館能代空港、道の駅たかのす「大太鼓の館」
  • 大館市:JR大館駅周辺(大館朝市、わっぱビルヂング他)、秋田犬会館、大館郷土博物館、株式会社大館工芸社

北秋田エリア

大館能代空港

大館能代空港

最初に白神山地・八幡平・十和田湖の観光拠点空港と位置付けられる大館能代空港を訪ねました。ここは日本全体を見ても数少ない道の駅との兼用空港。

建物内部は秋田空港同様に秋田県産材を活用し、随所に秋田らしさを感じさせるコーディネションでした◎ただ平日でフライトの合間だったので、閑散としてましたね

空港ロビーの待合スペース
空港ロビーの待合スペース
空港ロビーの物産紹介コーナー
空港ロビーの物産紹介コーナー

秋田杉の株と組子の衝立を組み合わせた「抜根入組子衝立」が置かれていました

空港ビル前の休憩スペース
秋田犬と休憩?
大館空港できりたんぽラーメン?
秋田犬と休憩?

空港ビル2階にあるレストラン「ポートワン」と大館市の「ベニヤマきりたんぽ工房」さんのコラボ商品「きりたんぽラーメン」はいかがでしょうか。特別価格1,000円!

道の駅たかのす・大太鼓の里

道の駅たかのす・大太鼓の館

続いては北秋田市・国道7号沿いにある「道の駅たかのす」へ。こちらに世界一の大太鼓が展示されていると聞き、以前太鼓屋で働いていた人間としては一度は行ってみたかった次第こちらでは世界一の大きさを誇る大太鼓をはじめ、世界40カ国から140個余りの太鼓が展示されています。

これが日本一・世界一でかい大太鼓

こちらが、大太鼓の展示場。どれもでかいなー!

実は、左から2番目の太鼓が一番直径が大きい3.8m(胴長4.52m、重さ3.5t)で、右から2番めの太鼓にレコードホルダーのタグが付いているものは3.71m。どういうことかと言うと、こちらの太鼓が1989(平成元)年に「牛の一枚皮を使った世界一の和太鼓」としてギネスブックに認定されたためです(当時世界一やったってことね)

大太鼓は地元の綴子神社で7月に開催される「綴子神社例大祭」において、地元集落を打ち鳴らしながら行進します。歴史は古く、弘長二年(西暦1262年)に始まったと伝えられているとのこと。雷鳴が轟くような迫力と形容される太鼓の生演奏は是非一度現地で体感したいと思いました。ちなみに大太鼓の胴材は天然秋田杉、皮面にはホルスタインの種雄牛を使用しているとのこと。

福島市役所西側駐車場メインステージ
日本一の大太鼓、横側
実演可能な展示品も多い「楽器の博物館」

「太鼓の博物館」だけあって、実演可能な展示品も多かったです

海外の太鼓や打楽器を多数展示
海外の太鼓や打楽器を多数展示
オーシャンドラムなど、実演可能な太鼓・打楽器
オーシャンドラムなど、実演可能な太鼓・打楽器
バチを変えると音が変わる(実演可能)
こちらはバチを変えると音が変わる実演ができます
トントン相撲。太鼓の博物館だけにマレットで叩くタイプ
トントン相撲。太鼓の博物館だけにマレットで叩くタイプ
トントン相撲。太鼓の博物館だけにマレットで叩くタイプ
コンウォン(タイの打楽器)通常は座って演奏するスタイルですが、ここでは立奏で体験できます
きのぷー

子どもたちが楽しめそうなものが多くて、オーシャンドラムづくりとトントン相撲なんかは手づくり村でも取り入れてみると面白いと思いました

100円ショップで買える材料で簡単に制作したものがネット上でいくつもあるようですので、早速案を考えてプログラム開発してみます

道中の足湯(たびのすすぎゆ)
道中の足湯(たびのすすぎゆ)

楽器演奏が好きな私も大満足な大太鼓の館でした。北秋田エリアはここまで。ここから大館市に向かいました

大館エリア

JR大館駅周辺

大館駅周辺の街並み

岩手県の持つ地域資源のポテンシャルが高いことは日々の活動で実感していますが、秋田もなかなかすごい。地域資源が豊富でありながら、担い手が足りないってだけで眠ってしまっていることが誠に惜しい。

大館も然り。駅前周辺がシャッター街の様相で、中心部の空洞化が進んでるのではとの印象を受けた一方、わっぱビルヂング(後述)をはじめ、秋田犬関連の新たな町づくりの試みも進めておられると聞いてます。

大館が地域資源を活かした取り組みによって化ける可能性は十二分にあるよこれ

きのぷー

※個人の感想です

大館朝市
大館朝市店舗外観

大館駅近くにある「大館朝市」。最盛期には80店舗あまりが営業していた地元の台所。2023年12月、最後まで営業されていたお店が閉店となりました。

大館朝市店舗内観
鉄道パーク(Kosaka railway street)

秋田犬会館

秋田犬会館

続いては、秋田犬の血統書作成、展覧会運営等を行う(公財)秋田犬保存会本部の建物内にある「秋田犬博物室」を見学してきました。犬種団体が管理する日本で唯一の犬の博物館とのこと

偶々だとは思いますが、事務局の職員さんは若い方が多かったように思います。日本国内において秋田犬の承継の担い手不足が課題のようですが、若い世代の登用が少しずつでも進んでいってほしいものです

秋田犬博物室の展示の様子

当時の生活がイメージしやすい展示がいいね。手づくり村の展示場にもこうした想像力を掻き立てる仕掛けを取り入れるのはいかがでしょう?

秋田犬の標本展示

大館郷土博物館

大館郷土博物館外観

廃校になった秋田県立大館東高校の校舎を活用し、1996年に開館。地元の郷土資料や地場産品の曲げわっぱに特化した展示室の他、こども科学教室や少年少女発明クラブといった、子どもたちの課外教育の拠点にもなっているようです

大館郷土博物館内観1
大館郷土博物館内観2
大館郷土博物館内観3

郷土資料の展示館は元体育館。上下2層に展示スペースを拡張し、広々と使っていました

曲げわっぱ展示室
曲げわっぱ展示室

曲げわっぱ展示室。定番の弁当箱やお櫃だけでなく、ビアカップやワインクーラーも展示されていました

少年少女発明クラブに展示されていた作品
少年少女発明クラブに展示されていた作品

こちらは少年少女発明クラブに展示されていた作品。ペットボトルのキャップとプルタブを自動的に分別する家型改修ボックスのようです。すばらしい👏

きのぷー

このあたりに手づくり村のこれからのヒントが隠されているような気がします

株式会社大館工芸社

株式会社大館工芸社外観

地元を代表する曲げわっぱ製造元・大館工芸社さんを訪ねました。伝統的な曲げわっぱはもとより、現代のライフスタイルにマッチする曲げわっぱ製品をプロデュースしておられます。

大館工芸社ショールーム
ショールーム

ショールーム見学後、折角ですのでコーヒーカップを購入致しました

大館工芸社ショールーム
ハンディクラフトスタジオ

製作体験や工場見学も可能と伺っておりましたが、生憎この日はお休みでした

わっぱビルヂング

再び大館駅周辺エリアへ。こちらは地元の老舗曲げわっぱ製造元「柴田慶信商店」さんが運営する建物・わっぱビルヂングです。全国的に希少になりつつある「ビルヂング」を命名したところがいい◎

直営店舗の他、創業者が収集した世界の曲げ物を展示している「世界の曲げ物ミュージアム」、制作体験ができるワークショップスペース、カフェ、コワーキングスペースが入っており、地元の古き良きものを大切にしつつ、これまでの大館にはない新しいものの発信拠点となっているように感じました

きのぷー

ここも定休日やった、、、タイミングわるぅorz

ものづくり推進課

見切り発車で行動すっからそういうことになんねん💢

S.witch cafe
S.witch cafe

わっぱビルヂングの「S.witch cafe」気持ちだけ 「食」を楽しんでおきます

わっぱビルヂング内観

外からショールームの様子を拝見いたします。じっくり見たかったな・・・また時間を作ってお伺いしよう

感想

人口減少による中心部の空洞化が著しい印象を受けた一方、古くから地域資源を活かした取り組みは続けていて、曲げわっぱ一つ取ってみても、伝統を重んじながらも新たな試みが随所に見られました

秋田犬(忠犬ハチ公の生誕地)、曲げわっぱ、また旧比内町の比内地鶏を中心とした地域資源を活用した新たな取り組みが進んでいくと、大化けする予感がします。よき可能性が開かれていることに期待大。楽しみです

きのぷー

月並みではありますが、進取の気性に富むところが生き残っていくことを今回の大館訪問で改めて感じました。日々の協力隊活動は試行錯誤の連続で困難が伴いますが、諦めず粘り強く取り組んでいきます

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