![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです(*> ᴗ •*)ゞ
今日は、仙台箪笥の製造販売を手掛けておられる欅産業株式会社様の利府本社ショールームを訪ねてきたお話です。1年ぶりに社長様に面会し、コロナ渦での同社の取り組みをお伺いしつつ、これまでの私自身の地域おこし協力隊活動や今後の起業に関してアドヴァイスを頂戴しました(^∀^)ノ
早速行ってみましょう!
今回のトピックス
仙台箪笥は美術品ではない。
欅産業ウェブサイトより
日々使われてこそ愛着が宿り、
世代を超えてつたえられてゆくもの。
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
今回も1時間を超えるお時間をいただき、貴重なお話をお伺いすることができました。大原社長はじめ関係者の皆さま、いつも本当にありがとうございます。
利府町功労者表彰
同社の仙台箪笥は利府町のふるさと納税返礼品の筆頭格。小型の小抽簞笥(20万円)から閂型車簞笥(235万)まで、幅広い商品をご提供。富裕層の投資に成功し、累積総額は1億円を突破。熊谷町長は元参議院議員で国政にも明るく、ふるさと納税の取り組みに意欲的だそうです
また、平成元年に仙台市から利府町に本社を移転して以来、長年にわたり同町の発展に貢献したことから、同町から功労者表彰を受賞されました。誠におめでとうございます(令和2年度利府町功労者)
社長曰く「(新型コロナウィルスで外出自粛ムードの中)富裕層がお金を使いたくてうずうずしている。ふるさと納税においては行政の戦略が物を言う」
コロナ渦でも今期黒字の見通し
新型コロナウィルスの流行に対し、石巻と富谷のイオンモールのショールームを閉店、広告費を0円にしてコスト削減を行った。
一方で、購買意欲旺盛な富裕層に対し販売戦略を仕掛けた結果、売上高は非常事態宣言時には半減(今年4月前年比50%、5月前年比50%)したものの、6月前年比200%を達成。その後も前年度を上回る水準であり、今期は黒字となる見通しとのこと。
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
![](https://kinopu.jp/wp-content/uploads/2023/12/96231667_10220153885495973_6672485183305809920_n-150x150.jpg)
凄い…今年の下半期から地元中心に企業訪問を再会しましたけど、コロナ渦であっても業績が良い会社って意外とあったんすよ
地方のオンラインイベントのサポート
ある地方で毎年2回開催されている地場産品のお祭りの後方支援で成功裏に導かれたエピソードを伺いました
折からのコロナ渦で、今夏の開催が中止になり、秋の開催についても主催者の中でも意見が分かれてしまった状態に。そんな中、主催者のお知り合いの方からご連絡があったそうで、社長は秋の祭りはオンラインイベントとして開催してはどうかと提案されたそうです
さらに、ZOOMを活用したバーチャルまつり、特設ウェブページの設置、行政の後援依頼、プレスリリースについてまで、より具体的なアドヴァイスまでされたそうです(これはたまげた)
その結果、行政や地元メディア(テレビ局、プレス)もすぐに動いて下さったそうで、晴れて10月に、オンラインイベントとして開催されることとなりました
コロナ渦での自社の取り組みが、当該イベントの成功にも役立ったようです。
酒造メーカーとのコラボ
地元の酒造メーカー・勝山酒造さんが海外に日本酒を販売しようと考え、同社とのコラボを打診。その結果「30万円のお酒+仙台箪笥風化粧箱」を数量限定で製造。海外(欧州)のバイヤーにオファーしたところ、現物を見ることなく即決で購入を決めたそうです
自社ECサイトに一本化
自社の営業力を強化するため、同社の楽天市場店を閉店し、自社サイトに一本化。強い慰留もあったそうです(そらそうだ)
昨年来、僭越ながら盛岡市産業まつり楽天市場店をいずれは自社サイトでの運営に切り替えたほうがいいと提案してきたのですが、、、こういうことなんですよ。顧客を自社により定着する意味からも、是非
起業に関するアドヴァイス
来年で任期を終え、起業による定住を目指していることを大原社長に改めて申し上げ、アドヴァイスと激励をいただいた
- 昨今50代、60代の起業が多い。40代で起業するのはいいことだ
- 大企業や銀行がお金をかけてできるようなところではなく、ニッチなところを攻めていくこと
- 狭いところだけをターゲットにしてはいけない。最低でも国内全体をターゲットにしていくこと
所感
既成概念にとらわれない新しい発想を勇気を持って取り入れつつも、商売の王道に徹した経営により、新型コロナウィルス感染症の影響を受けながらも、前年を上回る見通しの欅産業。大原社長の慧眼には、尊敬の念を抱かずにはおれません。
昨年同様、同社のように岩手県外の事業者であっても、地場産業振興にためにご尽力される皆さまと協力し、指導を受けながら、日々の業務の糧にして参ります