きのぷー
こんぬづわー、元・盛岡市地域おこし協力隊きのぷーです(*> ᴗ •*)ゞ
今日は、いわて観光経済交流センターで開催されたジェトロ盛岡主催の輸出セミナーに参加してきました。
早速行ってみましょう!
目次
セミナー概要だよっ
ジェトロが海外に配置する農林水産・食品分野の専門家(コーディネーター)が来日し、現地食品市場の最新動向やトレンド、商習慣について解説!
今回は講師として、ジェトロ香港の農林水産・食品コーディネーター彦坂久美子氏をお招きして「香港の日本食品市場の動向と流通」と題してご講演下さいました
現地食品市場の最新動向や今どきの香港人が生活に求めている価値観、商習慣などについて、ざっくばらんかつエネルギッシュにスピーチされました。
セミナー概要
- 日 時:令和1年9月13日(金)午後1時30分〜午後3時30分
- 場 所:いわて観光経済交流センター会議室(岩手県盛岡市盛岡駅西通2丁目)
- 講 師:講師:ジェトロ香港 農林水産・食品コーディネーター 彦坂久美子さん
- 主催:ジェトロ盛岡(日本貿易振興機構盛岡貿易情報センター)
- 内 容:水産物の輸出促進に向けたセミナー
きのぷーメモ
香港の経済情勢について
- 香港ドルはUSドルに連動した値動きをする。昨今急激な円高香港ドル安が進んでいる
- ぶっちゃけデモの影響は?
- 出ている。月別小売売上高は6月、7月と下がった。8月は更に下がる見通し
- 実は、デモの開催場所は事前にわかっており、不用意に近づかなければ基本的には安全
- 香港中国返還直後、SARS流行、リーマンショック、雨傘運動の時には飲食業の売上高が落ち込むが、いずれのピンチのときでも必ずV字型回復してきた。今回のデモによる売上の落ち込みも必ずV字型回復する
- 大湾区(ビッグベイエリア)内、香港周辺都市のGDP上昇率はすごい
- 香港の消費支出割合、飲食関係が日本の1.7倍。香港人は食について熱い思いを持っている
- 1世帯あたりの所得が増加中→香港人の生活に対する価値観が変容、より豊かな生活を求めている人が多くなってきた
食のビジネスについて
- 中食ビジネスが人口増加とともに右肩上がり。オペレーションの機械化が進み、蒸す、焼くとかは機械でやってる
- 例:タッチパネルでメニューを決めてオンライン決済。60秒で茹で上がるパスタ
- 医食同源、ヘルシー志向
- 例:スターバックスコーヒー グラノーラ+ヨーグルト+ブルーベリー
- フードコートで安っぽさがなくなってきている(山形牛のすきやき定食、名古屋コーチンのグリルなど)
- デリバリーも盛ん(deliveroo,Uber Eats,foodpanda)温め直しても美味しいものを供給
- アプリでオンライン決済は当然、到着までの時間もわかる
- そもそも香港は人口が密集しており、客の回転数が半端ない
- 香港では鮮度が命。街市(公設市場)で屠畜したてのもの、泳いでいる魚、生鳥がより好まれる
香港における日本食(ビジネス)について
- キッチンスタジオで日本の食材を使って、地元の料理を作る人も登場
- 日本産食品は何でも揃う 例:香港そごう
- 日本料理店の普及が進む。更に日本食のクオリティも上がっている
- 地元のスーパー日本食の扱いが増えている
- セブンイレブンなどコンビニも増加中。日本語パッケージのまま販売している商品多数
- 「市場が」認める質か?「市場で」受け入れられる価格か?
- その値段の価値があることをPRする。「香港が喜ぶオンリーワン=他にはない面白さ」なら、安い値段でも買ってくれるバイヤーはある
- (香港向け食品輸出の)成否のカギはディストリビューター
所感
現地で活動中の職員の方からリアルな話を伺うことができました
業界のトレンドもそうやけど、今の香港人が何に価値を求めているのかが知れたのも大きいです
一方的に自分のものだけを売るんやなくて、向こうのものも受け入れていかなあかんって、ある食品メーカー社長の話を思い出しました
盛岡広域の地場産品のアウトバウンドでの起業を目標としていること、なかんずく対中ビジネスの可能性を探っておりますが、実現のハードルは高いので、まずは最新情報を押さえて、土台作りを進めることから始めます。
終了後にはジェトロ盛岡の所長さんと面会し、岩手県の地場産品の輸出強化について、海外に売り込むにはどうすればいいか、意見交換してきました。
今後ジェトロさんとも連携して、スキルアップと事業化実現に向けて取り組んで行きたいです。